コンディション

will can mustだけじゃ理想のキャリアを歩めない理由1選

就職活動の自己分析、会社の評価や1 on 1の際などでしばしば登場するフレームがこの「will can must」です。

リクルートさんが作り上げた自身のキャリアをより良くするための大変便利で優秀なツールです。
私もキャリアコンサルティングを実施する際や、自身のキャリアを考える際に必ずと言ってもいいほど活用させていただいています。そもそもキャリコンの養成講座もリクルートさんにやっていただいたのでほんと足を向けて眠れませんね(笑)

こんな方にオススメ

・目標はあるけど成果が出ずに悩んでいる
・月曜日の事を考えると憂鬱になる
・今の仕事は自分には向いていないと感じている

こんな事が期待できます

・目標に辿り着けない理由のヒントを得られる
・憂鬱な気分になる理由がわかる
・毎日最高のパフォーマンスを発揮できない理由がわかる

まずは「will can must」について簡単に紹介をいたします。

will can mustとは?リクルートのキャリア開発フレームワーク

「will can must」とは、リクルート社が人材育成のために導入したフレームワークです。リクルートの従業員は、半期に一度、will can mustシートを使って自身のキャリアを見直します。それぞれの要素を上司と共有し、自己実現と能力開発に向けたミッションを設定します。

具体例を見てみよう!

Will(やりたいこと)、Can(できること)、Must(やるべきこと)の3項目に分けて考えます。たとえば、
・「TOEIC800点のスコアを持ち」(can)
・「海外ビジネスに興味があり」(will)
・「そのために海外ビジネスに携わる部署への異動を希望する」(must)
というように具体的な目標を設定します。

will can mustシートのメリット

will can mustシートを通じて
・「持っているスキル」(can)
・「自分のやりたいこと」(will)
・「会社(社会)の期待にどう応えるか」(must)
を明確に整理できます。
これにより、自己理解を深めるだけでなく、組織(社会)との関係も向上し、やるべき事が明確になります。

それぞれの輪を広げることにより、重なり合う星が大きくなり、キャリア実現を目指せるといったものとなっております。

ですが皆さんはこの「will can must」の設定によって本当に叶えたいキャリアを実現できましたか?
私は思うようなキャリアを歩めずにどん底を這いつくばっていた人間の一人でした…(笑)

ではどうすればいいのか?なぜ「will can must」だけでは理想のキャリアを歩めないのか?

実はこの話、続きがあるんです…!

 

それが「condition」です。

Conditionとは心身の状態の事を言います。
心身の状態は安定しているのか?活力が湧いてきて自ら行動を起こすことができるのか?

漠然とした不安がずっと心の隅にあって、中々仕事が手につかない…。
同期と比べて成績が悪く昇格も遅くて自分はこの仕事に向いていないのではないか…?

このような状態で100%のパフォーマンスを発揮し続けられますか?

Conditionが悪いとこちらの図のようにwill can mustを大きく乗せることができません。
ですがconditionが整っていれば今の自分の想像以上に大きなキャリアを描くこともできます。
私に相談してくださるクライアントの方や会社のメンバーのほとんどが
この心のconditionが整っていないが故に、自分の仕事に自信が持てず、
思ったような結果が出なくなり、また自信を失ってconditionが悪くなり、
また思ったような結果を出せず…という負のループに陥り、中にはメンタル疾患となり休職を選んだクライアントの方もおられました。

まとめ

・「will can must」はリクルート社のキャリア開発フレーム
・理想のキャリアの実現には「condition」という土台を整えることが必要。

別の記事ではconditionを整えるための具体的なワークを紹介しております。
またconditionの正体を3つの脳内物質で解説し、誰でも今日からもっと幸せに生きていける方法も紹介いたします。

私はキャリアコンサルティングを通して、様々なクライアントの方のキャリア実現のお手伝いをしてきましたが、このconditionを一緒に整えた事が成果の要因の9割を占めるんじゃないか…というぐらいこのconditionを整えることの重要性を実感しています。
自分に自信がない。漠然とした不安がある。目標を達成したい。

このような悩みをお持ちの方はお気軽にお問い合わせください。